2023/04/20
リコーのA3カラー複合機のデザインが生まれ変わりました。その背景には、マシンの再生材使用率50%という世界初レベル(※)の取り組みや、DX時代の“はたらく”をより快適にするデジタルサービス主体の会社への方針転換があります。地球にも“はたらく”にも心地よい、新しいデザインの特徴をご紹介します。
※2023年1月25日時点 北米EPEAT登録情報より。リコー調べ。
ライトグレー:高い再生材使用率と安定供給、オフィス空間に調和する明るい印象を実現
回収材料の混合でできる再生材は、使用率が高まると色味が濃く/暗くなる方向になります。一方で、オフィスに置く製品には明るい印象の外観も求められます。目標としている再生材の使用率を満たし、安定供給が可能で、オフィス空間との調和がとれる明るいグレーを吟味しました。製品の外観の印象が暗くならないよう、マシンの前面や上面など目立ちやすい部分にライトグレーを採用。ブラックとの対比により、グレーがより明るく見える配色になっています。
ブラック:再生材の外観課題を解消、複雑な形も目立たずスッキリ
回収した樹脂を混ぜて作る再生材には、粒子上の模様が出やすいという意匠上の課題がありました。採用したブラックのボディは、再生材の意匠上の課題を解決するだけでなく、カバー同士の分割線や吸排気の穴なども目立ちにくくすることでシンプルですっきりとした印象を実現します。
オフィス空間や家具に馴染みやすい、水平垂直を基調とした全体フォルム
ブラックのボディで複雑な造形が目立たずスッキリ見えるだけでなく、マシン全体の形を壁や床、柱や棚などと同じ水平垂直を基調したフォルムとし、はたらく空間により馴染むデザインにしました。
端正でシンプルなライトグレーのカバー
ライトグレーのカバーは、ブラックのボディとバランスを取った形状になっています。厚すぎない形状とすることで、水平垂直で端正な印象を持たせました。その一方で、ブラックのボディが重たく暗い印象にならないよう配慮することで、マシン全体が明るくスッキリした印象のデザインになるよう工夫しました。
デジタルサービスの主役である操作パネル画面や紙が際立つブラックボディ
デジタルサービスの入口となる操作パネル画面が、ブラックのボディの中で際立ちます。また、原稿や出力紙などの「紙」が接するトレイは全てブラックで統一し、紙が際立つ配色としています。これは今回新たに搭載された、名刺など小サイズの原稿を読み取る機能にも徹底しています。
紙へのアクセスもしやすい、快適な操作に導く操作パネルポジション
操作パネルは、画⾯の⼤きさはそのままに、従来よりマシンの右側へ配置しました。このことで、マシンの中央にある排紙部分から紙が見えやすくなり、取り出しやすくもなります。デジタルサービスのための快適な操作性を導くデザインを追求しています。