社内デザイナーがデザイン思考とアジャイルの浸透活動をnoteで発信するようになったわけ

2022/04/04

みんなのデザイン思考とアジャイル

リコーの変化とDXへの取り組み

昨今たくさんの企業が、DX:デジタルトランスフォーメーションを打ち出しています。これは、単に既存の業務をデジタルで置き換えて少しばかり効率化する、今までも行われてきたIT化の話とはちょっと違います。経済産業省が提示したDXの定義では、

企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。(出典:DX推進ガイドライン )

とあります。リコーもまた、デジタルサービスの会社への転換を打ち出し 、会社をあげてDXに取り組んでいます。DXは、はたらき方を根本的に変えていくぞ!という話ですから、長年世界中のビジネスパーソンのはたらき方を変革してきたリコーにとって、その対応は必然といえます。つまりリコーは世界中の会社のDXを支援する会社になりたいのですが、そのためにはリコー自身がDXを実践してないと説得力がありません。

変化の激しいお客様の課題を
的確に捉えるために

文化・風土の変革で目標とするのは、お客様が求める本質的な価値とはなにか? と、問い続ける姿勢を社員全員がもつことです。リコーでは従来から「顧客起点」という文化が社員全員に共有されています。これはお客様の声に耳を傾け、お客様の立場に立って課題を把握することを端的に表した言葉です。
しかしお客様のニーズが潜在化しわかりにくくなり、すぐに変化してしまう今、お客様の課題を的確に把握するためには時代に合った取り組みが必要です。そのために注目しているのがデザイン思考とアジャイルです。デザイン思考とアジャイルはよく似たところのある概念で、いずれも仮説・実験・検証を繰り返して、不確実性の高い課題を解決していくやり方であり、マインドセットです。デザイン思考で仮説を特定し、アジャイルに仮説を形にし、フィードバックを得て修正する。このような本質的な価値へにじり寄っていくやり方を、誰もが自然にできるようになることが目指す姿です。

組織文化をアップデートする活動と
コミュニケーションのデザイン

そこで、デザイン思考のフレームワークを提供するデザイナーと、組織のアジャイル化をリードする開発者がチームとなり、実践と発信を通じて組織文化のアップデートを狙う活動をスタートしました。まずは自らが実践し、そこで得たナレッジを社内外へ発信することで、共に価値を探索するパートナーを社内外から見つけ、その輪を広げていく。そんな活動を目指しています。

noteの画面

「みんなのデザイン思考とアジャイル」は、この活動のコミュニケーション基盤で、社内コミュニティと社外メディア(note)で構成されています。社内コミュニティは仲間を得ることで持続的にデザイン思考とアジャイルの担い手が成長する場、社外メディアはそこで生まれた実践例やナレッジをシェアし、社外にまで輪を広げる場です。
リコーが取り組んだ課題は他社にも起こりえる課題で、ケーススタディの発信は、それだけで社会への貢献になると考えています。また、社会との接点を持つことで新しい視点や気づきが得られ、コミュニティ活動が豊かになり、本質的な価値の提供へつながると考えています。

こうした組織の変革活動や、社内外の接点を作っていくコミュニケーションのデザインもまた、社内デザイナーが取り組むあらたな活動領域のひとつなのです。

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