1年目社員が話す:リコーのデザイナーになって

2022/03/30

 
なぜリコーを選んだの?実際働いてみてどう?入社1年目社員が、学生時代から入社してこれまでを振り返りました。リアルな声をお届けします!
*12/20収録。感染症対策の観点から、写真撮影時のみマスクを外しています。
入社1年目のふたり
Nozoe
Sato
手法を限定せず、様々なことを学んできた学生時代
―学生時代学んでいたこと

野副:私は、学生時代はプロダクトデザインを専攻していて、手を動かしてモノを作ることを基本としていたけど、大学でUIとかサービスデザインの授業があったり、元々グラフィックも好きだったりで、いろいろな領域を雑食に学んでいた感じかな 。

佐藤:私は、専攻は情報・プロダクトデザイン領域といって、人とモノとの関わりをデザインしていた。製品の色や形などの意匠を詰めて考えるというよりも、どうやって世の中に新しい価値を提案するかを学んできたかな。

野副:なるほど、具体的にはどんなことをしていたの?

Interaction

佐藤:住宅廃材から椅子を作ったり、宇宙で生活するためのデザインアイデアを考えたりしていたけど、留学先でインタラクションデザインを学んだらそれが面白くて。表情を物理的に変えるフェイスギアを作ったり、世の中にある製品のインターフェースについて学んだりした。帰国して卒業制作で何を作ろうってなったときに、もう動くものじゃないと物足りなくなっちゃって、ちょうどコロナ禍だったので非接触で遊べる文字入力装置をつくったんだよね。 野副さんの卒制もインタラクティブな作品だったよね。

野副:私も大学はプロダクト専攻だからプロダクトを軸にしつつも、インタラクションだったりサービスだったりいろんなことに興味を持って学んでいて。どういう体験を生み出したいかというところから、手法を限定せずにいろんなアウトプットを試していたかな。卒制は、生活に溶け込む優しい操作方法の研究をしていた。人々の日常生活で心が温かくなるようなシーンや行動を抽出して、インターフェースに落とし込むっていう。

佐藤:野副さんと入社以来一緒にいて感じるのは、日常への共感性の強さが素敵だなってところ。

野副:生活が豊かになるような体験を作りたいっていうのは、二人とも考えていることで、似ているなって思った。

佐藤:そうだね。同じようなプロダクト専攻だけど、手段を限定しないで色々なことをしてきたっていうのも似ているところがあるよね。

色々なことにチャレンジできる環境を求めて

―リコーを選んだきっかけ

私物のTHETA

佐藤:リコーを選んだきっかけは、やっぱりプロダクトもインタラクションも両方できることかな。さっきの話でも出てきたけど手法を限定していないところに共感したというか。他の会社は、「プロダクトデザイナーを募集しています」とか「UIデザイナーを募集しています」って感じでデザイン職が分野ごとに分けられていているところが多くて。両方できるのは、大きかったかな。

野副:そうだね、私も職種を分けないで、体験をデザインするっていう考え方をしている点が良いなって思った。あとは、自分自身が使いたいと思う、共感できる製品を作っている会社に入りたいって考えていて。それを作っている会社には、それを作ることができる環境とそれを生み出した面白い人たちがいるだろうっていう考え方で就活していたんだよね。リコーの製品で言うと、学生の頃からGRとTHETAが好きだったから。

佐藤:すごくしっかり商品を見ていたんだね。私は美しい形を追求するというよりは、論理的に詰めていく方ができるのかなと思っていて、それだとBtoBの方が向いているのかなって。就活の中でそう気づいて、リコーは事業分野も調べてみたら結構広いし。いろいろできそうかなと思って選んだね。

コロナ禍で不安だった入社直後
―入社前の不安、入社後のギャップ。

野副:前の話に続くけど、私は佐藤さんと逆で、BtoBのデザインには向いていないんじゃないかと思っていたんだよね。面白い会社かもしれないという考えで選んでいたけど、真面目な少しお堅いイメージがあって、実際に仕事を楽しんでできるのかなとか、真面目な人ばかりで馴染めないんじゃないかとか。

佐藤:私も同じことが不安だった。大企業だから製品開発とか守りに入っていて新しいことできないんじゃないかとか。でも実際はいろいろ新規事業をやっているし、UIの先行検討にも関わらせてもらうこともあって楽しくて。もちろん真面目な面もあるけど、あまり心配はいらなかったなと思う。

野副:自分も実際入ってみると良いギャップを感じたな。真面目で堅い人ばかりかというとそんなことはなくて、勿論みなさん穏やかで誠実さがあるんだけど面白い人がたくさんいて。内に秘めた癖というか。面白いものを作っている会社には面白い人がいるという推理は合っていたなって。業務も1年目から色々担当させてもらっていて、1年目から活躍できる環境があるなって感じる。自己紹介の時に大学時代の作品とか自分の好きなことを紹介する機会があって、そこで見せたグラフィック作品がきっかけになってそのスキルを活かせるような仕事を担当させてもらえたり、楽しんで仕事ができているな。

佐藤:そうだね、それぞれの得意とか好きを積極的に考慮してくれている感じはあるよね。あとはコロナもなかなか落ち着かなくてオンライン中心で実際につらい時もあったんだけど、そういうときにはペアリーダーの方が話をきいて考えてくれて。一緒に仕事する機会も多かったから、どういう視点で試作機を見たらいいかとか仕事の流れもとても勉強になったし、安心して仕事に入れた!

野副:たしかに、1年目の社員を支援してくれるペアリーダーの存在は大きかったよね。年が近い先輩だから気軽になんでも相談できて、安心感があったしとっても助けられた!

対談風景
得意や好きを活かし、挑戦させてくれる場所
野副担当のアプリアイコンとUI

―今担当している仕事

野副:1年目から活躍できる環境って話が出たけど、業務では今何をしているんだっけ。

佐藤:私はデジタルサービスのUIとデスクトップ複合機のプロダクトデザインをしていて、例外的な話かもしれないけど、企画部署の方と一緒に仕様を考えていけた仕事は楽しかったなあ。

野副:それもきっと、佐藤さんの強みを生かせている業務だよね。

佐藤:たしかに。WebUIの仕事だったけど、決定済みの仕様をもらうんじゃなくて、企画部署の方とお話ししながらどういう機能が必要かを一緒に考えていけることが楽しくて。欲しい機能に対して最適なUIを複数考えることを通して、心地よさと論理性の間を突き詰めていくようなプロセスを経験できたと思っている。

野副:私は最近、アプリのUIやオフィスプロダクトの業務をメインで担当していて、自分で作ったアプリアイコンとかグラフィックが実際にスマホに入った時はすごく嬉しかった。あとは業務とは別だけど、能力向上のプログラムでプログラミングを学んでかわいいロボットを作ることができて。佐藤さんとも一緒にやっていたけど、学びになったし楽しかったよね。

佐藤:そうだね。自分で手を動かして制作するのはちょっと大学の頃に戻ったみたいな感じもあって。デザイナーの教育にも力を入れてくれていて製品の開発業務以外にもスキルアップできる環境があるのはすごくよかった。

対談風景
ジャンルに囚われず、新しい挑戦をしていきたい
―入社してからの学び、今後の目標

野副:入社して一番学んだことはユーザー視点かなと思っていて。どんなユーザーが、どういう環境でなんのために使うのかとか、そこで起こりうる問題とかすごく丁寧に洗い出してつくりこんでいくことがわかった。学生の頃にはなかなか得られなかった視点だから、これは本当に学ばせてもらっているかな。

佐藤:何度も現場に行ってお客様の話を聞いたりして、私もこれから可能な限り現場を大切にしたいなと思う。

野副:実際に現場に行ったりモノに触れることでわかることってたくさんあるよね。特に新人は見るモノ全てが初めてだし、いっぱい見て触れて学んでいけるといいよね。

佐藤:本当にそうだよね。あとはなるべく面白いことが起きる現場にいたいな。

野副:大学の時から変わらないけれど、若手でも活躍できる環境があるからこそ、ジャンルに囚われずに新しい挑戦をしていきたいね。

対談風景
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