1年目社員が聞く:リコーデザインってどんなところ

2022/02/03

 
リコーのデザイナーとして働くってどういうこと?普段どんなことに気をつけてデザインしているの?リコーデザインの特徴は?などなど、よくある疑問を1年目社員が先輩社員に聞いてみました!
*12/20収録。感染症対策の観点から、写真撮影時のみマスクを外しています。
話を聞いた先輩
Shinohara
Ishida
Tomizawa
―まず初めに、リコーのデザイナーになったきっかけを教えてください

篠原:私が学生のころにはUI/UXデザインに特化した学部はなかったので、プロダクトデザインをメインにやっていました。入社した98年ごろは、デバイスに画面がついたものが増えてきたころですね。大学の課題でプロダクトを提案するときに、モックの画面部分が真っ黒で、これどうやって使うの?って。自然と画面の中のレイアウトやフローを描くようになり、だんだんUIが面白くなって比重が増えてきました。当時リコーは複合機など大きな画面のUIに取り組んでいて、それが面白そうだなと思いましたね。

富澤:わたしは美大だったので、形は作れるけど中身が作れないのがちょっともやもやしていて、会社の中で一緒に作ってくれる人がいることから、メーカーを考えていました。その中でリコーは当時1週間くらいのインターンがあって、そこで会社の人と話した時に印象が良かったことがきっかけになりました。

石田:デザイナーとして就活する時に、使った人からのフィードバックが得られる会社がいいなっていうのは考えていました。当時デジタルカメラが印象的でリコーに入社したのですが、入ってみるとBtoBでも販売会社などを通じてきちんと得られていますね。

篠原:BtoBはビジネスの現場だから、社会人になると自分がユーザーだよね。

石田:BtoB、BtoCって製品の導入を決める人が誰かという違いが大きいけれど、その先に使っていただくお客様は必ずいるので、デザインの視点では意外と変わらないのかなって思います。

ⅰ “Business to Business”の略称。 企業が企業に向けて製品やサービスを提供するビジネスモデルのこと。
ⅱ “Business to Consumer”の略称。 企業が消費者に向けて製品やサービスを提供するビジネスモデルのこと。

インタビューを受ける社員
制約=いい条件のようなもの。制約万歳!
インタビューを受ける社員

―入社前のリコーに対する印象はどんなものでしたか? それに対して、実際にリコーで働いたときにどんな気づきがありましたか?

篠原:やっぱり入社前は堅い会社という印象があるよね。

石田:そう、誠実みたいな感じかな。ちゃんと使う人のことを考えている会社っていう気はしますね。

富澤:私もお堅いイメージはあったのですが、THETA(360度カメラ)とかのエッジの効いたデバイスもやっている印象でした。他には、就活で会う社員が全員若い方で、この会社って若い人しかいないのかなって最初は思っていました。入ったらベテランの方がたくさんいらっしゃって、ちゃんと若手を信頼して任せてくれているのだなっていうのが分かりました。

篠原:会社に入るとお客様に喜んでもらえるものを作らなきゃいけないプレッシャーがあるね。お客様の現場で起きている問題や課題を製品作りに関わる全員で腹落ちしないと、製品に反映されないシビアな点もある。反映したくても制約があり、実現が難しいジレンマもあるよね。

(1年目社員):制約が色々あって、その中でお客様にとっての品質を守るのがデザインの仕事なのだなというのは会社に入って感じていますね。

篠原:でもね、だんだん制約があったほうが楽しめるってことに気づいて。例えばターゲットがあった方がイメージしやすいじゃないですか。いい制約みたいなね。だから制約万歳だよね。

富澤:私は突き放されると不安になっちゃうので、逆に制約があるところに入りたいって思っていました。

(1年目社員):入社して、学生の頃はこうした方がカッコ良いのにと思っていたところも理由があったのだと気づきました。この条件で一番良くしたらこうなるというのが辛くもあり、学びでもありますね。

石田:だから、制約でこうなったのだなって感じさせないことが結構重要ですね。必然でこうなっているっていうことに組み立てて行くのがデザイナーの仕事だと思います。

インタビューを受ける社員
街中で製品を見かけるよろこび
―どのようなところに仕事のやりがいを感じますか? また、逆に苦労したところはどんなことですか?

篠原:今までで私が苦労したのは医療機器のデザインかな。脳磁計と言って、脳の神経活動を可視化し、脳神経内科や脳神経外科、精神科などで活用される機器を担当したのだけれど、最初はどのように医療従事者が使うのか全く分からなかった。 それで私もエンジニアも企画もみんなで病院に行って、てんかんの臨床現場などを見たのですよね。そこでようやく医療従事者がどんなことを頭の中で考えていて、何が必要とされているのかを理解した。現場を知らないとデザインができないから、現場を見ることは社内でも大切にされているよね。

石田:医療機器とか商用印刷機とか、極めて専門的な製品は普段あまり馴染みが無いので、現場に行ってお客様の話を聞いて、自分たちで知識を増やしていくのはもちろん大切ですね。 逆に複合機は公共性がある製品だと思っていて、色んな使われ方をされる可能性をはらんでいるので、どうしたら誰もが使えるかという検討が意外とあります。その分自分たちの扱っている製品が世の中に溶け込んで、しっかりと働いてくれているのを実感できるところがやりがいかなと思います。街中でふらっと見かけることもありますし。

富澤:意外とテレビとかドラマでリコーの製品が映っていたりしますよね。

石田:世の中に溶け込んでいる感じがいいですよね。気づいたらそこにあったみたいな。それは結構魅力かなと。

篠原:そうだよね、環境調和みたいなね。複合機とか大きめのプロダクトにはそういう傾向がありますね。一方、手元で使うものは際立ちが大事で、大きめの製品とは少し違う感じですよね。あとは開発のスパンが長い分、しっかり考えて残せるものができる。だから凄く達成感がありますね。

ⅲ カタログやポスターなど、高品位な印刷を大量に行う専門業者のお客様に向けた大型の印刷機のこと。

論理的な中に感覚的な魅力をプラスしたデザイン
インタビューを受ける社員

―これまで様々なお仕事をされてきて感じた、リコーデザインの特徴って何ですか?

石田:さっき篠原さんが言われた調和っていうキーワードは、特にプロダクトデザインでは大事ですね。置かれる環境や使い方をできるだけ深く理解することはすごく意識しますし、デザインするうえでとても重要だと思います。

(1年目社員):その分論理的に考える方が多い気がしますね。

石田:そうですね。論理的に組立てられていく中でできていくものはありますけれど、それだけじゃなくて、プラスアルファのちょっとした感覚的な魅力とか皆さんの個性とかがエッセンスとしてにじみ出てくるのも面白いところですよね。

富澤:デザイナーってもっと尖った人たちがいっぱいいるのかなって思っていたけれど、表面的にはそんなことなくて。 たぶん根の部分はすごく尖っている人達だけどね。

(1年目社員):奥に秘めたそれぞれの面白い部分が普段の検討でも生きている感じですよね。「あ、そんな視点があるんだ」みたいな。まじめなだけでは仕事はできないのですね。

“使いたい”を創るとは、人に伝えたいものを創ること
インタビューを受ける社員

―リコーには2036年ビジョンとして「“はたらく”に歓(よろこ)びを」が、リコーデザインではコミットメントとして「“使いたい”を創る」というものがあります。 それらの言葉をどのように捉え、どう普段のお仕事の中に生かしていますか?

富澤:「“はたらく”に歓びを」に関しては、歓びを感じるところは技術を極めることだったり誰かの為に何かをやることだったりと人によって違うと思っていて。その違いをつなぐコラボレーションをデザインがちゃんと仲介できたらなって思います。

石田:「“使いたい”を創る」って、期待と実感の循環みたいなものかなと思っていて。何か製品がある時に、すごく便利そうとか美しいとか、家や会社に置きたいとかがまずあると思います。そこから実際使ってみた時の使いやすさや心地よさを実感してくれると、また使いたいなと思って、その繰り返しがずっと使ってくれることにつながっていく気はします。

篠原:自分が使って良かったものって人にも使ってもらいたくなりません?例えばLINEとか、オフィスではMicrosoft Teamsとかそうですけど、これ便利だから使ってみなよ、って言われて使い始めたりしますよね。そうやって製品の良いところを人に伝えて使ってもらって、さらにお互いを繋いでなにか新しいことができたら、その製品の価値って最大限に上がるでしょ。人に伝えたいと思えるものができるかどうかが多分肝なんじゃないかな。ここが良いよっていう特徴をデザインで作るっていう。

石田:だから多分、良い製品というのは製品が持っている価値が目に見えてわかるのでしょうね。

富澤:SNSが発達しているから嘘があればすぐばれる時代になっていて、その中でやっぱり真の使いやすさが大事になってくるのではないかなと思います。

インタビューを受ける社員
―最後に、これからはたらく学生の皆さんにメッセージをお願いします

石田:学生の時に知っていた会社の製品やサービスって、一方的に受け取っているものが多いと思います。でも実際の世の中って、まだまだいろんな解決できないことがあって、面白い仕事っていっぱいあるんです。だから今受け取っている情報だけで判断せずに、ちょっと視野を広げてみると、デザイナーとして活躍できる領域がたくさんあると思います。

篠原:人生の中で学生の時間と社会人でいる時間を比べたら、社会人のほうが圧倒的に長いでしょ?リコーでは人生の中で長いスパンのところのデザインができるから、すごく楽しいと思いますね。 長い間、気づいたことを製品に活かせるわけだから。

富澤:あとは学生さん、企業を選ぶときに働き方もちゃんと見てほしいなっていうのがあって。在宅勤務とか育休産休とかについて、リコーは大満足です。

篠原:社員をサポートする体制とか教育がすごくしっかりしているしね。いいデザインをするためには、やっぱりいい環境でないとだよね。(終)

全員集合

インタビュアー
佐藤 紀乃香 2021年入社。筑波大学出身。(一番右)
野副 双葉 2021年入社。金沢美術工芸大学出身。(右から二番目)

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