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手の中の価値を、手で確かめながら形にする

2022/02/02

RICOH RICOH Image Pointer GP01

小型ハンディプロジェクター RICOH Image Pointer GP01
手に持ったまま投影できる、他に類のない手のひらサイズのハンディプロジェクターです。スマートフォンの画像や動画を、ポケットから出してすぐ壁面や床面などに投影できます。ビジネスだけでなくプライベートでも、様々なシーンで今までない近距離での映像コミュニケーション体験が得られます。
発売日:2021年12月15日
商品紹介ページ

使用時の持ち方

手に持って投影する、そのための形

RICOH Image Pointer GP01は本体前部の投影レンズの光軸と、手で握る本体後部との間でわずかに角度を持たせています。こうすることで、壁面に映像を投影する際に手首が自然な角度になり、長時間投影しても疲れることがありません。
また、バッテリーなどの重量物を本体後部側にレイアウトすることで、使用時に手のひらに自然に収まるようにしました。冷却ファンを使用せずに排熱を行うため、風や音が発生しません。

上面のボタン配置

会話を途切れさせない、極限まで簡素化した操作性

画像を見せたい時に素早く投影し、かつ素早く消せるように、本体上面に投影をオン/オフするための大型ボタンを配置しています。このボタンの形は「スーパー楕円」。同じ寸法の円より大きくて押しやすく、角丸四角形よりも丸みがあって親しみやすい「隅が膨らんだ楕円形」です。

社内で勝ち抜いたデザイン

RICOH Image Pointer GP01はリコーグループの社内起業家育成プログラムで優勝したアイデアから生まれ、2020年に株式会社リコーとしては初のクラウドファンディングを実施。目標の325%に達する支援を得て、商品化が決定しました。
デザインメンバーは、社内起業家育成プログラムで優勝した後のタイミングで開発に参加しています。このとき、デザインの基本コンセプトもまた、デザインセンター内のコンペによって選考が行われました。このコンペに勝ち残り、採用となった浜村寿宏のデザイン案は、すでにこの時点で「手の収まりの良さ」「簡易な操作性」という最終製品のデザインの特徴を備えたものでした。

プレゼン資料

デザインコンペ時の資料から

浜村はコンペに参加するにあたり、アナログな手法でデザインを始めています。製品のサイズ感と手にした時の印象を確認するため、発泡素材を手で削って簡易なモックアップを作りました。最初の案はテレビのリモコンのイメージ。なるべく薄く、コンパクトにまとめました。しかしこのモックアップを持って投影するかのように構えてみたところ、手首を若干ひねることになり、長時間構えると徐々に疲れてくることに気づきました。そうして光学系に少し角度を持たせた、カーブした形状のデザイン案が生まれました。

アナログとデジタルを駆使

モックアップ

商品化にあたって、浜村は幾度かの壁を乗り越えています。
最初の壁は、電池の大型化。性能向上のために電池容量を増やすこととなり、当初の想定よりもはるかに大きな電池を収める必要が出てきました。浜村は「電池が最初からこの大きさだったら、全然違う形にしたのに」と悩みつつも、なんとか電池を収めます。その結果、元のデザイン案よりも大柄になりましたが、視覚的なボリューム感を軽減するために上面の全周を面取り形状にしています。これは握ったときに手のひらへの当たりをやわらげる効果もあります。

電池大型化前
電池大型化後
面取り後

そして次の壁は、やはり性能向上のための光学ユニット大型化と放熱のための設計変更。本体前側のメカが大きくなり、そのままでは収まらなくなったのです。単純に収めようとすると下面に持たせていた窪みがかなり減ってしまい、構えたときの手の中でのおさまりが悪くなってスルッと落としそうな不安感がありました。また同じ時期にクラウドファンディングでご支援いただいた方々の意見を参考に、底面に三脚座を追加することになりました。
浜村は切削モックにインダストリアルクレイを盛って、持ちやすさや感触を確かめながら幾度も形状を調整し、その結果をCADのデータに反映させました。

上面
上面うしろ
側面
底面

「手の中の投影装置」の価値実現のために

手に持って使うプロジェクターという、まったく新しい製品であるRICOH Image Pointer GP01。この製品がお客様にもたらす価値をいかんなく発揮するために、プロダクトデザインはどうあるべきか。この問いに対し、浜村は数多くのモックアップを作成して手に持った時の感覚を確かめるというアナログな手法と、デジタルの3D CADの両方を駆使してデザインし、ひとつの解に辿り着きました。
浜村はもともとカメラや双眼鏡などのデザインに多くの経験があり、今回の製品でもその知見が活きています。「手に持って使う機器は、0.1mmの違いで感触がだいぶ変わります。そのためモックアップを作って確認しながらデザインすることが重要です。こういった製品のデザインは久しぶりでしたが、楽しかったですね(浜村)」

モックアップ大集合
浜村近影

浜村 寿宏

PENTAXでカメラや双眼鏡などのプロダクトデザインを長年手掛けてきた。現在はリコーのBtoB商品や新規事業案件にも携わる。

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