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文脈を捉えてデザインする

2018/07/09

鶴岡近影

鶴岡 直人

プロダクトデザイナー

2008年入社

新旧GR

入社動機は、GRでした。

古くからある製品の良さを残しつつ、新しくしていく。銀塩時代から20年以上デザインが継承されているコンパクトカメラ、GRはその象徴的な存在だと思います。製品が持つ文脈を捉え、時代に合わせてデザインされた製品に憧れ、リコーに入社しました。現在手掛けている360°全天球カメラ THETAも、GRと同じように文脈を捉えながら、ブランドとして育てることを目標にしています。

入社後は、複合機のデザインにはじまり、電子黒板や医療機器、カメラなどさまざまな製品のデザイン開発を経験しました。現在も、THETAと並行して複数の製品のデザインを手掛けています。

THETAのデザイン検討

変わらないデザインが世界に評価された。THETAのこだわり。

歴代のTHETAシリーズの開発に携わる中で、「変えずに変える」ことを意識してデザインに取り組みました。たとえば、本体を握ると親指が自然とシャッターボタンにかかるフォルムは、THETAが最初に打ち出した360°の撮影スタイルであり、アイコンとして大切に継承してきました。一方で、モデルチェンジを重ねるごとに性能は向上し提供される機能が増えていくため、本体の設定状況をユーザーへ示す、インジケーターの搭載を決めました。但し、THETAのシンプルで洗練されたデザインを維持するために、様々な表示方法を検討しました。その中で、外装と一体化しつつ、LEDが光ったときだけにアイコンが表示されるインモールド成型という方式を採用しました。 デザイナー自ら、表面の素材やLEDの組合せなどを試作して検証することで、狙いのデザインを実現していきました。

THETAはこれまで数々のデザイン賞を受賞していますが、グッドデザイン賞の審査員の方から「変わらずに継承されてきたデザインアイデンティティー」を評価していただけたことは嬉しかったです。

顧客体験全体をトータルにデザインできる環境

プロダクトを軸に、幅広い領域を統合してデザインできる環境は、リコーのデザインセンターの大きな特徴だと言えます。実際THETAでは、ユーザーが製品を知る場であるWEBサイト、広告、店頭のデモキットに始まり、パッケージデザインやスマホアプリまで顧客体験全体に目を配りデザインしています。

リコーのデザインセンターがこのような活動に取り組みはじめたのは、7年ほど前のTHETAの開発がきっかけでした。前例となるモノがない中で、どうやって世の中に製品の価値を伝えていくか。その方法を考えるのに最も適していたのは、製品を熟知しており作り手であるデザイナー自身でした。そのためユーザーの行動を可視化して、製品とのタッチポイントを洗い出していく過程で、製品の価値を伝える領域までデザインの幅は広がりました。

さらに継続的に顧客体験を作るためには、製品が社会の中で培った文脈を捉えてデザインしていく必要があります。THETAでは「360°全てを撮影する」という行為のデザインからはじまり、現在では360°映像が普及しつつある中で「撮影した映像を見る/楽しむ」という行為に主軸が移ってきています。 今後、どのような見せ方やサービスが生まれ、どのようなスタイルが相応しいか、新たな文脈を見据えながらデザインに取り組んでいます。

THETAの体験

文脈を捉えてデザインする

2013年に発売されたTHETAは、現在までに5世代に渡って、多くのユーザーに支持されてきました。それは、これまでに取り組んできた顧客体験全体をトータルでデザインする体制や、本質的な価値を見極めて育てていく、リコーのデザインフィロソフィーを製品に反映できたからだと思います。その中でも、私がデザインする上で最も大切にしていることは、文脈を捉えてデザインすることです。

製品の成り立ちを理解し、変化する社会を見据え、その時に応じた色や形、操作性を製品に与えながら、顧客体験を作り上げていく。今後もTHETAに限らず、文脈を捉えたデザインを幅広い領域で実践していきたいと思います。

鶴岡さんの一日

  • 9:30

    出社、メールチェック

  • 10:00

    設計とテレビ会議で打ち合わせ

  • 11:00

    アプリUI/UXデザイン検討

  • 12:00

    ランチ

  • 13:00

    本社へ移動

  • 14:00

    企画と打ち合わせ

  • 15:00

    プロダクトデザイン検討

  • 16:00

    3Dプリンターで出力

  • 17:00

    Webサイトのデザイン検討

  • 19:30

    退社

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